今回お話を伺った澤さんは試作品を製造するという最上インクスでしか経験できない仕事に魅力を感じて入社された方です。詳しい業務内容や職場の雰囲気について教えてもらいます。
―入社経緯を教えてください。
私は大阪の洋服を仕立てる会社に勤め、結婚もしていました。
鳥取に来たのは出産がきっかけです。もともと子育ては人とのつながりがあり、自然に囲まれた環境でしたいと思っていたので、夫の実家である鳥取県にＩターンしてきました。
元々ものづくりが好きなので、鳥取に住んでも製造業に勤めたいと考えていたんです。
そこで県内の製造業社を探すために参加した説明会で鳥取最上インクスを知り、まだ世の中に出ていない試作品の製造をしている点に興味を惹かれて入社しました。
―仕事内容を教えてください。
私は入社3年目（取材当時）で技術グループ設計開発チームに所属し、試作品の部品を製造するために使用する金型の設計、設計した金型を使った製造業務を行っています。
金型とは、金属で製作した型枠のことです。金型に金属や樹脂、ゴムなどの材料を流し込むことで連続して同じ加工をすることができます。
自動車部品のような大きなものから、スマートフォンに組み込む小さな部品まで様々なものが金型を活用して作られているんです。
―仕事の楽しさを教えてください。
私は好奇心旺盛なので、日々新たな発見ができるこの仕事はとても楽しいです。最初は金型も見たことがないし、知らないことばかりで新しい発見がたくさんありました。
3年経った今でも新しい技術を学ぶ機会がたくさんあり、日々成長を実感できています。
―やりがいを教えてください。
金型の設計はとても難しく、１回で狙い通りの金型を作れることはほとんどありません。図面通りに金型を作っても加工する材質の特性や幅、厚さによって図面通りの結果にならないので、試行錯誤の連続です。
でもそうした試行錯誤があるからこそ、狙い通りに金型が完成した時は大きなやりがいを感じます。
―最後に、会社の好きなところを教えてください。
本人の希望やチャレンジしたいことを応援してくれる社風が好きです。私は未経験で入社しましたが、試作品に興味があると伝えたら設計の部署に配属してもらえました。
また周りの方もいい方ばかりで、皆さんとても気にかけてくれます。製造業の職人は寡黙なイメージがあると思いますが、そんなことはありません。私が困っているとそれを察してどんどん人が集まってアドバイスしてくれます。
私以外にも未経験で入社された方も多いので、興味とやる気があればきっと成長できますよ！
