加登脇建設グループ

鳥取県 東伯郡

唯一無二のシゴトを、鳥取から発信したい

専務取締役 加登脇 慎一さん

今回取材に伺って「加登脇建設はただの建設会社じゃない!」という印象を抱きました。加登脇建設では3代目になる加登脇慎一さんの元、みんなが憧れるようなお洒落な住宅を建設したり、営業では洗練されたHPとSNSを駆使し、独自の方法で顧客開拓を行なったりと、これまでにない挑戦を続けています。会社の行動一つ一つがとても面白い加登脇建設の魅力を知ってもらえるインタビュー記事です。


 

―最初に加登脇建設の事業内容を教えてください。

加登脇建設株式会社は1962年に創業した土木工事、建設工事を行う会社です。私で3代目になります。当社は創業以来、自治体から注文いただく公共土木工事を中心に事業を行っていましたが、私が取締役に就任した4年前から公共工事案件に加えて、民間の住宅建設や店舗の建設工事といった案件にも力を入れるようになりました。民間の案件では、デザイナーさんと協力し、唯一無二の住宅・店舗建設を行なっています。また、土木工事にも変わらず力を入れており、その品質を高さから島根県より表彰もいただいております。グループ内には解体を行う会社もあるので、解体から建築までトータルで対応できるという強みを持った会社です。



―創業50周年以上の老舗建設会社なんですね。なぜ民間の仕事を引き受け出したんですか?

鳥取県は公共工事の案件自体が都会と比べると少ないんです。そのため、数少ない公共工事案件を他社と争い、たとえ受注できたとしても年に数回しかありません。そんな不安定な公共工事を頼りにしていては、将来会社が立ち行かなくなってしまいます。そういった理由もあり、思い切って民間の分野へと進出しました。ただ、民間工事も人口の少ない鳥取県では数が多いわけではありませんので、加登脇建設独自の特徴を出すために、デザイナーと連携したお洒落な注文住宅を立てるようにしたんです。

―将来を見据えて、加登脇建設独自の強みを生み出したんですね。前職では何をしていたんですか?

新卒で大阪の総合建築会社に就職し、そのあとは設計事務所に在籍していました。

―会社を継ぐためにそうした経歴を積んだんですか?

いいえ。最初は会社に戻る気は無く、将来自分で会社を立ち上げようと思っていました。起業に必要なスキルを学ぶために、様々な業務に携われそうな中堅規模の会社を選んだんです。そこでは営業や設計、経営の勉強から、ホームページ制作、カタログの作成、展示会の行い方まで、様々な経験を積ませてもらいました。その後、設計についてさらに経験を積むために設計事務所に入社し、2、3年経ったタイミングで戻ることになりました。

―そうした経験を活かして、会社を変えていったんですね。

これまでに学んだスキルを活かせば会社をより成長させられるという思いがあったので、取締役就任後から様々な新しい取り組みを行いました。まず最初に取り組んだのが、住宅・店舗建設に力を入れるために、設計の経験を持つ方の積極的な採用です。加えて、デザイナーとの協力体制の構築も行いました。デザインにはこだわっていたので、HPを作成し、SNSの運用にも取り組み始めました。



―かなりオシャレなHPですね。力の入れようが伺えます。

HP制作も全て自分で行いました。実は、私が戻るまでは加登脇建設のHPはなかったんです。せっかく新しい取り組みをしてもHPがなくては情報発信もできないので、HP制作は急務でした。制作する上で心がけたのは、お客さんが見た時にわかりやすく、かつデザイナーさんのHPのようにオシャレなデザインにすることです、また、海外の方にもわかりやすいように英語版のHPや会社案内も作成しました。今でも若手のデザイナーが通うようなセミナーに参加して技術を磨いています。

―SNSはどんな運用を行なっているんですか?

SNSの中で、主に更新しているのはインスタグラムです。会社の状況や工事の様子、完成した建物の写真を投稿しています。おかげさまで1000人以上の方にフォローしていただいています。最近では県内外の方や、海外の業者からダイレクトメッセージをいただきます。デザイナーの方から当社の建築を見て「どんな工法で建てているんですか?」とか、設計図が送られてきて「加登脇建設ならば建築できますか?」とか、SNSをきっかけに色々な問い合わせが届くんです。

―すごいですね。こうした取り組みで実際に仕事は増えましたか?

増えました。最近では土木の方で、海外のお客さんから東京ドーム5個分、18万平米の大規模メガソーラー施設の案件を依頼されたり、SNSきっかけで引き受けた仕事の品質を評価していただき、次の工事も一緒にやろうというお誘いも受けています。また、当社の住宅見学会をインスタグラムなどで告知したところ、200人以上の方が訪れました。HP、SNSのおかげで県外案件も増えたので、かなりの手応えを感じています。



―実際会社の体制を変えることで、苦労も多かったんじゃないですか?

最初は新しいことへ取り組むということに抵抗がある人も多く、対立することもありました。私はみんなが楽しく仕事できるのが一番だと考えています。しかし、それまでの会社体制では毎回同じ仕事ばかりで、みんな生き生きとしていませんでした。せっかく設計も現場も技術を磨いているんだから、毎回違う建物を建て、高い技術を求められる工事に挑むことで日々の仕事を楽しんで欲しい。そのために一緒に頑張ろうと何度も声をかけたんです。今では社員みんなが前向きに仕事へ取り組み、楽しく働いてくれています。

―会社には若手がどのくらい在籍していますか?

当社は20名程度の会社ですが、そのうち20代・30代が7、8人くらいいます。この地域ではかなり若手の多い会社です。最近も2名の若手が増えまし、4月からは20歳前後のベトナム人が2名入社します。

―英語版HPが採用にも役立っているんですね。採用活動はどのように行なっていますか?

新卒採用では会社の雰囲気や魅力が伝わるように、HPに会社の強みや今後の展望、全社員の顔写真を掲載しました。また、就職フェアにも積極的に参加しています。中途採用は社員からの紹介が多いです。社員が他社の人や、仕事を辞めたがっている友達を誘ってくれています。こうした姿を見ると、社員も「加登脇建設」という会社に満足してくれているんだなと感じ、とても嬉しいです。



―社員からも好かれる会社なんですね。入社してからの指導体制は整っていますか?

入社した後は、私や先輩社員がしっかりとフォローして業務を覚えてもらいます。当社は未経験で入社される方も多いですが、みんなしっかりと一人前になれました。また資格取得支援もしています。例えば、仕事で必要な中型免許の場合、合格するまで毎回の受験費用を負担しています。会社に入ったからにはしっかりと成長してもらいたいと思っているので、積極的に支援しています。

―それは安心ですね。

さらに当社では、若手社員にも責任ある仕事を任せるようにしています。みんな私の期待以上にしっかりと仕事してくれているので、心配することもないです。若手の社員がこれから先、どんな成長をするのかワクワクしながら見守っています。これからはHPのデザイン補助やSNS更新も若手社員に任せようと考えています。そうした優秀な社員が増えることで、当社の描くビジョンがより確実なものになってきているなと確信しています。

―若いうちから成長できる環境が用意されているんですね。どんなビジョンを描いているんですか?

海外に目を向けています。今度入社するベトナムの子達にしっかり勉強してもらい、ベトナムに帰った時に私たちが支援して会社を立ち上げるつもりです。他にも海外の人との関わりも多いので、それを活用した日本企業と海外企業のコネクションを作る事業も考えています。この鳥取から、やれること全てに挑戦していくつもりです。



―これからも楽しみなことが多いですね。会社はどんな雰囲気ですか?

職場はアットホームな雰囲気です。鳥取県の会社ながら、全国に仕事があったり、独自の取り組みも多いので、地域の中でもかなり元気がある会社だと思います。また、どんなことにも躊躇せず挑戦する一歩目が早い会社です。若手スタッフからもアイデアが出ればみんなで挑戦します。

―活発な会社なんですね。最後に、どんな社員に入社して欲しいですか?

失敗を恐れず挑戦することができる人材を求めています。今働いている社員にも「失敗してもいいからやりたいことに挑戦してみなよ」と声をかけるようにしています。やはり失敗して覚えることも多いんです。私たちがしっかりサポートするので、自分で考え、動ける方に育って欲しいと思っています。鳥取県内でもかなり面白い会社だと自負しているので、少しでも興味があればぜひ詳しい話を聞きに来てもらえれば幸いです。

お客様に心から喜んでいただける解体を