鷲見さんは、技術部に所属し、技術を継承していくためのマニュアル作成などを行なっています。
最新技術と、職人の方々から教わる昔からのテクニック、両方を学べる環境は、とても充実していると語ります。
高い技術力を次世代へと継承するために、秦精工がどんな取り組みを行なっているのか、詳しく教えてもらいました。
―入社までの経歴を教えてください。
私は松江市出身で、広島の福山大学生命工学部生物工学科を卒業後、入社しました。入社6年目になります。
大学の就職課から秦精工を紹介され、その後、松江市で開催された就活セミナーで直接話を聞き、入社を決めました。
―現在の仕事内容を教えてください。
入社時は製造部の押出しピン課に配属されましたが、2021年の4月から技術部技術科に転属しました。技術部では技術を学ぶためのマニュアル作成や、生産性を上げるために、既存の工法の見直し、新しい道具の研究に取り組んでいます。
当社は高い技術力を持っていますが、その中には職人の感覚に頼り、マニュアル化されていない部分がまだ残っているんです。マニュアル化を行うことで、わからないことがあった時や、新人が入った時にすぐ技術を学ぶことができるようになるので、とても大切な仕事です。
―仕事で楽しさを感じる時を教えてください。
この業界は技術の進歩がとても早いです。業務を通して、そうした最新技術に触れられる毎日は、驚きと発見の連続で楽しさとやりがいを感じています。
―逆に、大変だと感じることはありますか?
新しい工法や道具を導入した際、それをみんなに受け入れてもらうことが大変です。人によっては既存のやり方の方が効率的ではないかという意見もあるので、そうした時は理論的にどんなメリットがあるのかを説明するようにしています。
―職場の雰囲気を教えてください。
仕事に集中できる環境かつ、わからないことは聞きやすい雰囲気なので、とても働きやすいです。
―今後の目標を教えてください。
まだまだ学ぶことが多いので、しっかり知識と経験を蓄えていきたいです。当社には他社のOBを技術承継・教育のアドバイザーとして招いています。そうした方々から教わる内容も、貴重な経験になっています。
―社会人として学生に伝えたいことを教えてください。
学生のうちに様々な経験を積んでください。バイトに勤しむ、友達とたくさん遊ぶ、資格を取る、どんなことでも、その経験が社会人になった時に活きてきます。
当社はそうしたみなさんの経験を活かせる環境なので、入社してくれたら嬉しいです。