株式会社 コミュニティケア

島根県 雲南市

人生のトータルケア

作業療法士 藤井さん

藤井さんは大きな病院からコミュニティケア(以下、コミケア)に転職され、現在は訪問リハビリ以外に、コミュニティケア事業という予防医療の分野にも活動を広げています。予防医療とは病気を予防することで大病を未然に防ぎ、人々の健康を支えるという分野です。今後ますます需要が増えるこの分野に興味がある方は必見です。



―藤井さんの経歴を教えていただけますか

松江商業高校出身で、島根リハビリテーション学院を卒業して県内の病院で5年間働いていました。その後、訪問看護ステーションコミケアのリハビリ部門を立ち上げ今年で4年目になります。

―なぜコミケアに入社されたんですか?

この会社ならば、私のやりたいことを実現できると感じたからです。前職では患者さんが退院する前の短い期間のリハビリを担当していたのですが、次第に「もっと前から携わることで、病気の重症化を防げるんじゃないか」と思うようになりました。病気になる前に、人々の健康に寄与することができると考えたのです。

病気になる前の人に出会うには、まちづくりから関わることが重要だと思っていたので、まずはまちづくりに関する勉強会に参加し、知識を増やしていたんです。その時にコミケアの存在を知りました。話を聞いてみて、コミケアの地域医療に関する考え方に共感するところが多く、ここならば理想を追い求められると思い転職しました。

―藤井さんがコミケアに転職されたのは創業したばかりの時ですよね。創業間もない会社に転職するのに不安はなかったですか?

当時のコミケアは、立ち上げたばかりでメンバーも3人しかいない、小さな組織でした。前職は100人くらいリハビリ士が働いており、病院も500人を超える職員が働いている大きな組織でした。普通に考えれば転職はリスクだったかもしれません。でも事業内容に魅力を感じていましたし、このメンバーだったら一緒に働きたいと本気で思えたんです。

―それだけ惹かれるものがあったんですね。実際入社してみてどうでしたか?

創業期はとにかくやることが多くて、会社を回していくのにここまで作業が多いのかとびっくりしました。やりたいこと以外に費やす時間が多く大変でしたが、コミケアの仕事は私が心からやりたいと望んでいるものだったので、仲間とともに乗り越え、今はとても充実した気持ちで働いています。

―やりたい仕事だからこそ、辛い時期も乗り越えられたんですね。現在はリハビリを担当されているんですか?

そうですね。私はリハビリを受ける方全体の管理業務と、実際に訪問してリハビリを提供しています。また、病気の予防に着目したコミュニティケア事業も担当しています。

―コミュニティケア事業ではどんなことをされているんですか?

「暮らしのリハ室」という事業を行っています。訪問リハビリでは、すでに痛みや問題が大きくなってから、関わることが多いので、もっと前の段階で、暮らし(生活)の中から、生活とからだをチェックして、より良い方向へアドバイス・セルフケア指導をします。重症化する一歩手前で予防するサービスです。私たち専門家がしっかりと分析し、同じ症状が起きないように生活習慣などの改善点を示すことで、一時の治療で終わらない、今後の予防にもつながるサービスを提供しています。

―やりたかった予防医療に携われているんですね。

そうですね。この事業はまだまだ伸びて行く分野で、最近では肉体労働が多い企業にも「暮らしのリハ室」を提供しています。従業員が長く働き続けるためには体や心のケアが大切です。急に膝や腰が痛くなり仕事ができなくなってしまっては従業員も企業も困りますよね。痛みを悪化させないよう、社員向けに予防医療の講義や個別の相談、セルフストレッチ指導等を行っています。訪問看護では病気になった後のケアですが、暮らしのリハ室は大きな病気になる前のケアをしているんです。

―実際に企業の反応はどうですか?

喜んでくださっています。腰や膝の痛みを抱えて働いている人はどの企業にも多くいらっしゃいます。”会社はヒト”ですので、社員の方に無理せず長く働いてもらうことは企業にもメリットが多いと思っています。

―様々な領域で人の生活を支えて行くんですね。今後の課題を教えてください。

コミケアも少しずつ社員が増えてきました。創業当時の想いを大切に、チームで協力しながら「たくさんの笑顔が溢れる町を目指して」活動していきたいと思います。

地域と共に作り上げた会社

その人らしさを大切にする仕事