株式会社おかだ

鳥取県 西伯郡

人づくり・組織づくりを推進中

代表取締役 岡田 典子さん

株式会社おかだは総合建設業として、地域住民の安全で便利な暮らしを支えるための工事を行なっています。

本インタビューでは岡田社長に、仕事の魅力やビジョン、労働環境など、様々な質問に答えていただきました。

地域からも信頼され、たくさんの「ありがとう」を聞けるおかだの仕事は、人の役に立ちたいという方にぴったりです。


 

―株式会社おかだの事業を教えてください。

当社は総合建設業として、地域住民の安全で便利な暮らしを支える道路や橋、水路といった社会基盤の建設、維持工事から、暮らしを守るために行う自然災害時の復旧活動、土砂崩れや落石を防ぐために必要なのり面工事、建物の建設工事まで、幅広く対応しています。県や町から依頼される公共工事に限らず、民間の方から依頼いただく工事にも対応しています。

 

―民間の工事ではどのような業務をしていますか?

地域住民の方から依頼をいただき、自宅の壁・ブロック塀の修繕や、田んぼ・畑の耕地整理、用水路・排水路の整備等を行なっています。

 

―会社の設立経緯を教えてください。

創業者の岡田辰巳が、1963年に有限会社岡田辰巳商店を創業し、土木建築工事に必要な資材の販売及び、土木建築工事を行っていました。その後、名称を有限会社岡田組に変更し、1982年に現住所へ移転。2007年から現在の名称に変更しています。

創業者の息子が2代目の社長を務め、私は3代目社長として、2018年に就任しました。

 

―自社の強みを教えてください。

当社の強みは、対応できる業務の広さです。鳥取県では、公共工事を受注する際、すべての作業を自社で完結することが求められています。

なので、道路の舗装工事でも現場監督から舗装の機械まで、すべて自前で揃えられる会社でなくては受注できません。もちろんそれらの機械を操作できる資格を保有した人材も必要です。当社にはそうした人材・機械がどちらも揃っています。

 

―仕事の魅力を教えてください。

この仕事はみなさまの暮らしを支える「郷土づくり」、「まちづくり」に関わることができるという魅力があります。

また、地域の方々から感謝の言葉をいただけることも、この仕事の魅力です。当社が力を入れている災害復旧工事では、多くの方から感謝の言葉をいただけます。

数年前に大雪が降った時、当社には様々な方から「助けてください」という連絡が来ました。連絡を受けてすぐ、地域住民の方々の安全を確保するために、全機械、そして出勤出来る全従業員で対応しました。長時間の業務になったので体力的にも大変でしたが、終わった後に達成感があったんです。

その時、私たちの仕事を通してみんなに頼ってもらえる、価値の高い仕事をしているんだと感じました。

 

―地域の方から感謝される重要な仕事をされているんですね。今後のビジョンを教えてください。

今後も安全で便利な暮らしを実現する社会基盤の構築と、地域一人ひとりの困りごとも解決していくことで、関わる人たちの安全・安心な暮らしや幸せを実現したいです。併せて、従業員の幸せも実現していきたいと思います。

また、近年は自動運転車の運行やドローン配送など、地域の生活を豊かにするための技術が生まれています。しかし、そうした技術を実際に活用するためには道路の舗装や電柱の地中化など、インフラの整備が不可欠です。そのため、インフラ整備に携わる私たちへの需要はどんどん上がっていくと考えています。

そうした状況に備え、多様な人材の獲得と、作業効率の向上をより加速させていきます。

 

―課題を教えてください。

建設業全般として人材の確保が課題です。当社でも高齢の社員が増えているので、世代交代するためにも若い世代の人材獲得が急務だと言えます。

しかし、経験者の方に入社してもらおうと思っても、競合他社が多く、結果が出ない状態です。そこで当社では経験者に限らず、未経験の女性や若者を中心に、採用活動を行うようにしています。

 

―未経験の方だと業務を覚えたりするのが大変ではないですか?

建設業界は機械化・IT化が進んでおり、今まで職人の勘や経験で対応していた業務も、機械の操作方法を覚えれば誰でもできるようになっています。

言い換えれば未経験者でも活躍できる業界です。技術指導はベテランの先輩社員が丁寧に行うので、問題はありません。当社で20代30代の方は男性2名、女性1名が活躍してくれていますが、未経験から入社された方も多いです。

 

―女性や若手を採用する上で、他に取り組んでいることはありますか?

ワークライフバランスの整った、働きやすい会社を目指し、土曜日曜休みの完全週休二日制の導入、休日数の増加に取り組んでいます。完全週休二日制に関しては、ほぼ達成しているのですが、現場の状況によっては土曜出勤になる時もあるので、その場合は他の曜日に代休を取ってもらうようにしています。

また、お盆やGWなどの長期休暇はカレンダーより長く休めるようにしています。

 

―休みが多いのは嬉しいですね。有給取得率や労働時間についても教えてください。

有給消化も推奨しており、取得しやすい環境です。有休消化率100%の社員も複数人います。

労働時間についてはまず夜勤を減らすようにしました。交通量の多い道路などは日中に作業ができないので、夜間に施行を行います。しかし、夜勤は社員の負担も大きいので、そうした工事の案件は減らすようにしました。残業もほとんどなく、社員は17:30には退社しています。

他には、給与の増加に取り組んでおり、物価高の世の中で、社員の生活が困窮しないよう、同業他社よりも多い給与を支払うようにしています。

 

―会社はどんな雰囲気ですか?

アットホームな雰囲気です。社員は出勤後、オフィスのソファーに集まり、一日の業務確認から、プライベートの話まで、様々な話題でコミュニケーションを取っています。近隣の農家さんからおすそわけでいただく野菜などを使った豚汁を作ったり、焼き芋をしたり、みんなで楽しんでいます。

 

―とても仲が良いんですね。入社後の仕事内容を教えてください。

まずは土木系の現場に行ってもらいます。その中で業務の基礎を覚えてもらい、その後は面接しながら社員の適正に合わせ、現場監督などの管理者を目指すのか、技術者としてスキルを磨いていくのか選択してもらいます。どちらの場合も、先輩社員がしっかりと教えますし、資格取得の補助もしますので、未経験の方も安心してください。

 

―最後に希望する人材を教えてください。

私たちの仕事はルーティーン作業がありません。工事のたびに新しい出会いがあり、工夫が求められます。だからこそ、チャレンジすることが好きな方、臨機応変な対応ができる方は、毎日楽しく働けるはずです。

当社では新入社員の方が成長し、会社を引っ張ってくれる存在になってくれることを期待しています。

多くの方に当社を選んでもらうために、「組織づくり」「人づくり」も進めているので、当社に興味を持ってくれたら嬉しいです。

地域の暮らしを支えることに誇りを持って、共に充実した日々を過ごしましょう。

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