就職先を選ぶ時、ライフワークバランスを重視している人も増えています。
今回インタビューに答えてくれた横田さんもその一人。伝統芸能「石見神楽」の担い手として、地元就職を希望し、若女食品に入社されました。
プライベートの時間もしっかり取れる環境も若女食品の魅力です。
―入社した理由を教えてください。
私は浜田水産高校を卒業して入社し、現在は開発部に所属しています。入社した理由はプライベートで取り組んでいる伝統芸能の石見神楽を続けるために、地元で働ける企業を探していたからです。
また、学校で食品に関わる勉強をしていたこともあり入社を決意しました。
―開発部の業務内容を教えてください。
開発部では新商品の開発と既存の商品の改良を行っています。商品開発には3パターンあります。1つ目はお客様から依頼される開発、2つ目は営業の案を元に行う開発、最後は開発部が独自に行う開発です。
どのパターンでも月2回の商品会議で試作を行い、みんなの意見を元に改良していきます。
商品化が決まれば次は販売に向けてパッケージの選定、業務用や市販用などの売り方や料金を決めて実際に販売される流れです。
―どのぐらい商品会議を通るんですか?
1回の会議に10品作って、1つも採用されない時もあります。トータルの採用率は20%くらいですね。採用された商品も売れ行きが悪ければ半年ほどで撤退してしまいます。
消費者に受け入れられる商品を作らなければいけないというプレッシャーのおかげで、日々良い緊張感を持てながら働ける仕事です。
―消費者が求める商品を生み出すのは大変そうですね。
開発や改良を行うためには消費者のニーズを知ることが大切です。そのため開発部ではマーケット調査も行っています。
マーケット調査の際は、スーパーなどの小売店でライバル会社の商品を調べたり、魚や練り物以外の売り場から新しいアイディアを得ています。新型コロナウィルス流行前は県外まで足を伸ばすこともありました。
また、営業の方に同行して取引先の方から直接意見や感想をいただくこともあります。
―既存の商品の改良はどのように行いますか?
既存の商品を改良するときは、開発部だけでなく現場の責任者や担当者みんなで問題点を出し合っています。
消費者からご意見をいただくことも多いですし、スーパーなどの卸先から意見をいただくこともあります。
食感や味付けなど人の好みは様々なので誰しもに受け入れられる商品というのは難しいですが、消費者の方に喜んでもらうことを最優先にみんなで意見を出し合っています。
―最後に、若女食品の魅力を教えてください。
自分の開発した商品が日本全国に届けられるというスケールの大きさが魅力です。スーパーなどで自分の商品が人気になっている姿を見るとやりがいを感じます。
また働く環境も良いです。私はプライベートで伝統芸能の石見神楽をやっていますが、それに合わせた休みも取りやすい雰囲気です。
仕事内容も面白いし、プライベートの時間もしっかり確保できるこの環境のおかげで、毎日がとても充実しています。