社会医療法人 仁寿会

島根県 邑智郡

“お互いさま”でフォローし合う職場

看護師 3年目 中尾さん

仁寿会では仕事以外にもプライベートの時間も充実して過ごせるよう、定時退社の推進や有給取得率の向上に取り組んでいます。お話を伺った中尾さんも、仕事にやりがいを感じ楽しみながら働いている一方で、プライベートも趣味の時間を大切にし、充実した人生を送られています。


 

—今のお仕事と一日の流れを教えてください。

私は看護師として、仁寿会が運営する加藤病院で勤務しています。勤務体制は2交代です。日勤は、8時に朝礼があり、その後食事介助、与薬、受け持ち患者の状態観察、注射や処置、保清、排泄援助、入院の受けいれ等看護ケアを実施しています。そして11時30分からは1時間ずつ交代で休憩に入ります。午後は多職種による患者カンファレンスから始まり、午前と同様に看護ケアを行い、17時に業務は終了です。

当院は看護職員以外にも多くの職種の方が在籍しています。介護職員の場合、患者の保清潔環境整備、レクリエーションなどは主体的に取り組み、看護師と連携して患者のケアを行います。その他リハビリスタッフや栄養士等、多職種とも密に連携を取り、協働で患者のケアにあたっています。

—看護師として働く中で、意識していることや大切にしていることはありますか?

患者さんと関わる上で「個別性」をすごく大切にしています。例えば、同じ病気を持った人でもすごくしんどいと言われる方もいれば、大丈夫だよと言われる方もいます。病気を一括りにして対応してはいけないんです。この個別性を理解し、それぞれの対応をどうしていくのか考えながら看護しています。

—そもそも中尾さんはどういった経緯でこちらに入社されたのですか?

僕は出雲市の湖陵町出身で地元の大社高校を卒業後、出雲の看護専門学校に入学。学校からの紹介で加藤病院を知りました。

—実際に働いてみてどうですか?

とてもアットホームな雰囲気で、お互いにわからないことを教えあったり、和気あいあいと働ける職場だと思います。患者さん相手だけでなく、スタッフ間の対人関係で仕事が辛くなることはどんな職場でもあると思うのですが、この病院でやりづらさや辛さを感じたことはありません。お互いを尊重し、協力しながら働いていますし、わからないことがあっても優しく教えてくれます。その雰囲気が好きですね。女性が多い職場ですが、男性が働きづらいということもなく、男女ともに働きやすい職場だと思います。

そして何より、定時に帰れるという点は大きいですね。業務の都合上、どうしても帰りが遅くなってしまうのが一般的な病院の印象だと思います。でもこの病院は、早く帰れるように協力しながら働いています。忙しくて残業する時ももちろんありますが、出雲から1時間かけて出勤している私からすると、定時で帰れることがとてもありがたいです。

—確かに病院勤務は長時間働くイメージがありますね。残業時間も少なく、定時で帰れるというのは魅力的ですね。仁寿会では「お互いさま」の精神を大事にされているとお聞きしました。「お互いさま」というは職員さん同士で実際に意識されているのですか?

はい。それもあって、定時で帰れているんです。日勤、夜勤の引き継ぎの際に残っている仕事や有給休暇のタイミングなど「お互いさま」でフォローし合っています。

有給休暇の取得率が高いと聞いたのですが、本当に取りやすいですか?

有給は取りやすいですね。希望する日程を申請すれば、その通り休ませてもらえます。どうしても人数の関係で無理な時はありますが、「お互いさま」で譲り合ったり、代わりの方が出勤してくれたりします。

—「お互いさま」がしっかりと根付いているんですね。では、この職場にはどんな人が向いているんでしょう。また、中尾さんはどんな人と一緒に働いてみたいですか?

好奇心旺盛で、積極性のある方がいいですね。最初の頃は、上司に質問するのが怖いと感じる人もいると思いますが、わからないことは優しく教えてくれますし、やりたいことは積極的にやらせてくれます。逆に、やってみない?と提案されることもありました。そんな環境の中で、積極的に物事にチャレンジできたおかげで今の自分があるんだと思っています。

—最後に医療関係を目指す若者へメッセージを頂けますか?

医療職を目指すのであれば、夏休みや春休みに病院が開催している、看護体験への参加をお勧めします。職場や仕事の雰囲気、どんな患者さんがいて、どんな病院なのか、看護体験を通してわかることはとても多いです。この機会をしっかりと利用して、自分が本当に働きたいと思える職場に出会ってください。

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