お仏壇や仏具といった商品の営業、販売のイメージはつきにくいのではないでしょうか。今回はそんな営業販売を担当している若林さんに詳しい業務内容などを教えてもらいます。
ひょうまの営業はお客様と信頼関係を結び、相手の求める商品を提供するという営業の本質的な楽しさを味わえる仕事です。
―現在の仕事内容を教えてください。
私はひょうま浜田店に併設された浜田営業所に所属しています。入社3年目(取材当時)の営業員です。外回り営業を中心に、お墓やお仏壇・お仏具の販売営業をしています。
―入社した理由を教えてください。
前職は新聞購読の訪問営業をしていたのですが、その販売店が閉店することになりました。その時本店への異動も提案されたのですが、その仕事にやりがいや魅力を感じることができていなかったこともあり、退職したんです。
転職後も営業をしたかったので、営業職募集をかけていたひょうまに入社しました。
―ひょうまには若林さんと同じ外回り営業の方が多いですか?
ひょうまの営業職は店舗営業と外回り営業の2種類がありますが、どちらが多いということはありません。私が所属している浜田店では店舗営業が2名、営業所所属の外回り担当が2名で、合計4名の営業員が在籍しています。
―入社してからずっと浜田営業所で働いていますか?
入社後の配属は浜田営業所でしたが、人員の関係で半年は大田営業所に務めていました。そこから再び浜田営業所に戻ったんです。
浜田市が営業エリアではありますが、益田営業所の頃に担当していたお客様に呼ばれたり、お客様の実家が益田市の場合などはエリアを超えて伺っています。
―同じルートを回るような営業ではないんですね。新規の営業先はどのように見つけるんですか?
新聞にはお亡くなりになられた方の情報が掲載される訃報掲載欄やお悔やみ欄と呼ばれるものがあります。基本はそこをチェックして、お亡くなりになられた方の住所へ伺うことが多いです。
1件回るだけでは効率が悪いので、その際は近隣の住宅にも訪問し、お困りごとがないかお話をしています。
―どのような商品が売れますか?
メインはお墓やお仏壇・お仏具の販売ですが、最近は若い方からお墓やお仏壇を引き払いたいという相談も増えています。
若い方はお墓などへの興味がなかったり、既に島根を離れているので定期的にお墓参りができないなどの理由で、処分を検討されることも多いんです。
そうした時はひょうまがお墓の処分を行ったり、お寺にお願いして供養をしてもらいます。
―販売以外にも様々な依頼があるんですね。心がけていることはありますか?
この仕事で扱う商品は頻繁に買い換えるものではないので、相手の言葉に耳を傾け、信頼していただけるように、誠意を持った対応を心がけています。
―最後にどんな人と一緒に働きたいですか?
真面目で嘘をつかない人ですね。この仕事はお客様と信用関係を築けなければ成り立たないので、お客様を裏切ったり、利益を優先するために嘘をつくようなことはあってはいけません。
お客様から信頼をいただき、長いおつきあいになれた時に営業ならではのやりがいを感じます。お墓やお仏壇に興味がなくても、人のためになる仕事がしたいという人ならばきっと活躍できるはずです。