今回は未経験で入社し、役員まで駆け上がった松原さんにお話を伺います。会社からチャンスをもらったおかげで成長できたと語る松原さんは、自分の部下にも積極的にキャリアアップの機会を用意しています。
橋本工業所は社員の成長を、上司の方が若手の目線に合わせて指導してくれるので、自分のペースを守りながらしっかり成長できる環境です。
―仕事内容を教えてください。
私は入社30年目(取材当時)で専務取締役を務めています。業務は施工管理者として図面の作成や見積もりの提出、施工現場の管理、人員の配置です。
―役員までどのようにキャリアを積んでいったんですか?
未経験で入社した私が今の役職まで来れたのは、会社が成長できる機会をくれたからです。橋本工業所は自分の目指していることや、やりたいことを声に出せばしっかり汲み取ってくれます。
私もキャリアを上げるために現場で職長をやりたいという目標を社長に伝え、その機会を与えてもらいました。
―成長を応援してくれる社風なんですね。
ただ機会を与えるだけではなく、その人が目標を叶えられるよう、レベルに合わせながら成長の機会を与えてくれます。
そのおかげで私も実力をしっかりつけながら成長することができました。こうした社風は当社の魅力だと思います。
今は私が役員として、自分が与えてもらったように社員に機会を与えていくことを心がけています。
―社員からは成長の機会を求める声が積極的に上がってきますか?
こちらが待っているだけでは社員もなかなか声を上げてくれないので、みんなの思いをしっかり受け止める、叶えたい目標があれば全力で応援すると日頃から伝えています。
また、社員が仕事を楽しみ、成長への意欲持つためには個性やスキルを活かして働けることが大切です。
そのためには適切な人材配置を行う必要があるので、日頃から一人ひとりの特性を見極めるためのコミュニケーションを欠かさないようにしています。
私も現場で職人をしていたので、みんなの苦労や思いはある程度わかっているつもりです。
職人の立場に寄り添って、仕事や世間話だけでなく、悩み相談に乗ったりすることで、みんなが何を考えているのか聞ける機会が少しずつ増えてきました。
―若手採用ではどんな取り組みをしていますか?
若い方に評価される会社になるために労働環境を整えています。完全週休二日制の導入や19時前退社の推奨をしているので、プライベートの時間もしっかりある環境です。
また、制度面の整備に加え、若い方への接し方も工夫しています。
―どんな工夫をされているんですか?
今の若い世代の方々は私たちが育ってきた時代とは感覚が全く違うので、そのギャップを埋めるためになるべくこちらから歩み寄るようにしています。
私たちの時代は上下関係が厳しく、社会人になって上司から厳しいことを言われても耐えられましたが、若い方にとってそれは苦痛でしかないはずです。実際多くの方が、社会人になって上司との関係で悩んでいると聞きます。
また上司側も若い人への接し方がわからず、パワハラと言われるのを怖がって甘やかすだけになってしまっている姿もよく見ます。でもそれでは若い方は成長することもできず、仕事も楽しめないと思うんです。
だから当社では上司から若い方の感覚に歩み寄る努力をしています。その上で、甘やかすのではなく、その人に成長してもらえるよう指導しています。
―最後に学生へメッセージをください。
建設業はあまりイメージのいい仕事ではないかもしれませんが、当社では若い方が働きやすい職場環境の整備を進めています。
だからこそ先入観を持たずに、まずはものづくりやライフラインを支えるこの仕事に興味を持って欲しいです。
私たち経営陣の喜びは社員が活き活き働いている姿を見ることなので、皆さんのためにやれることは積極的に取り組んでいきます。
成長したい、こんな仕事がしたい、そんな思いがあればぜひ私たちに教えてください。
必ずその思いを叶えられる道を用意しますので、一緒に頑張りましょう。