入社6年目(取材当時)の佐々木さんは大工の父親に憧れ、金田建設に入社しました。大工の仕事は男性のイメージが強いですが女性でも活躍できると佐々木さんは語ります。周りの男性とともに切磋琢磨する彼女の姿をぜひ多くの方に知ってもらいたいです。
―現在の仕事内容を教えてください。
私は建築部に所属しています。建築部ではお客様の新居を建てるための基礎工事から、柱や壁を作る大工の仕事、作業環境を整える足場の設置など、幅広い業務を行います。近年は古くなった建物のリフォームや解体の案件も増えました。
普通の建設会社では作業員と大工で業務範囲が分かれているのですが、金田建設はそうした業務ごとの壁がないので、建設に関わる様々な経験を積むことができます。
―女性で建設部は珍しいですね。なぜ金田建設に入社したんですか?
私の父が大工で、小さい時から父の仕事を手伝ったり、働く父の姿をみて私も大工になりたいと思っていました。
金田建設は父と一緒に仕事をしていた会社なので、大工のスキルを学べることも知っていましたし、何より信頼できる会社だとわかっていたので入社しました。
―女性の大工は珍しいですか?
そうですね。この仕事は男性のイメージが強いので、まだまだ女性は少ないです。でも女性だからといって活躍できないということはありません。私自身、技能オリンピックの島根県代表に選ばれ、他県の方々と競い合った経験があります。
―技能オリンピックとはなんですか?
技能オリンピックは将来の日本の「ものづくり」を担う若手技能者の技能レベル向上と、技能の大切さを伝えるために、毎年開催されている大会です。
各都道府県の予選を勝ち抜いた23歳以下の青年技能者がその技能レベルを競い、日本一を決めます。
―そんな大きな大会の代表に選ばれるなんてすごいですね!日々の仕事は充実していますか?
大工に必要な知識を学べる環境なので毎日楽しいです。仕事の中ではリフォームの施工が特に楽しいですね。新築は設計図通りに作る仕事なのに対し、リフォームは自分たちで考え、施工できるので自由度が高いです。
―今後の目標はありますか?
建築大工技能士という国家資格の合格を目指しています。技能検定は学科・実技で構成されているのでスキルはもちろん、勉強も頑張ります。
そして将来は父の後を継ぎ、大工として金田建設とも長く関わっていきたいです。