株式会社 大丸水機

北海道

小さな相談から、大きな公共工事まで

代表取締役社長  大丸 修二さん

今回は鳥取県で、水にまつわる設備工事を行う株式会社大丸水機の大丸修二さんにお話を伺いました。大丸さんは社長就任以来、働き方改革や新たな事業展開に挑み、会社の成長に貢献しています。これから大丸水機の進む未来について詳しくお聞きしました。


 

―最初に株式会社大丸水機の仕事内容を教えてください。

大丸水機は機械設備の施工をメインに行なっています。機械設備とは建物内部の電気、空調、水回りなど建物の中で機能する設備のことですが、当社は電気以外の機械設備全般を請け負っており、特に水に関わることに強い会社です。

建物の蛇口をひねれば水が出てきますが、その水を水源から自宅までつなぐ上水、使用した水の排水を行う下水、この上下水道の通り道であるパイプの新設や交換工事を中心に行なっています。施工を行う案件は、自治体から依頼される公共施設から民間の住宅まで様々です。個人の方から依頼されるお風呂やキッチン、トイレなどの水回りに必要な器具の設置や交換といった水のトラブル対応も行なっています。



―大丸社長の経歴を教えてください。

大丸水機は1972年に私の父が創業した会社です。私は2代目として、2014年に当社へ転職、2020年から代表取締役を務めています。大丸水機に入社する前は、鳥取の高校を卒業後、岡山の大学で地下水の勉強をし、大学卒業後は学んだ水の知識を活かすために東京の建設コンサルティング会社で10年間務めていました。父からは好きなことを学べと言われていたんですが、幼い時に父から言われた「水の仕事は無くならない」という言葉に影響され、自然と水について学び、水に関わる仕事を選んでいたんです。

―「水の仕事は無くならない」とはどういう意味ですか?

水は生活を送る上で必ず必要なインフラです。設備を整えなければ、水道管破裂などの問題が起きてしまうので、水に関わる仕事がなくなることはありません。景気に左右されない安定した仕事です。父がこの会社を創業した理由も、この言葉が原点にあります。

―安定して仕事があるのは魅力的ですね。社長に就任されてから取り組んだことを教えてください。

社長就任時の課題は、若手の働き手不足でした。そこで若い人が働きやすいように、働き方改革に取り組んでいます。元々当社は土曜日が変則休みで、労働時間も月ごとにバラバラ、休みの予定も立てづらかったので、土日祝日を全て休日にました。

また若い人に当社へ興味を持ってもらうために、現在ホームページの改修も行なっています。これからは会社の魅力、ビジョン、どんな人が働いているのかまで、会社の素顔が見えるようなホームページを目指し、少しずつコンテンツを増やしています。そうした取り組みの甲斐もあり、最近は20、30代からの応募も増えて来ています。ベテラン社員も多いですが、職場は年齢関係なしに和気藹々とした明るい雰囲気です。17時には作業を終えて会社に集まりますが、その日の苦労話からプライベートなことまで、いろいろな話題が飛び交っています。

―若い人向けの情報発信は大切ですよね。新卒で入社したら最初にどんな仕事をしますか?

まずは工事部工事課に所属してもらい、実際の現場で作業員の補助をしてもらいます。そこで工事全体の流れ、安全に施工を行う方法を身につけるんです。それと並行して重機などを使用するために免許を取得してもらいます。配管や設備の施工技術は覚えることも多いので、時間をかけながらしっかりと学んでいただきます。先輩社員が丁寧に教えるので、未経験者でも安心です。



―現場作業員以外に職種はありますか?

最初は経験を積むために現場作業員として働いてもらいますが、それとは別に施工管理者という仕事もあります。施工管理者は工事に関わる様々な業務を管理する仕事です。作業員よりも知識、経験が必要です。希望者や性格が向いていると判断した場合、まずは見習いから経験を積んでいただきます。

―それぞれ必要な資格はありますか?

現場で働く作業員の場合、給水装置工事主任責任者という国家資格の取得を推奨しています。施工管理者の場合は、公共工事の管理者になるために必要な土木施工管理技士、管工事施工管理技士という国家資格があります。より多くの社員に資格を取得してもらうために、会社として講習会の費用補助、資格手当を用意しています。

―成長するための支援制度が整っているんですね。仕事の魅力を教えてください。

古い配管や設備は想像よりもボロボロで、性能も最新のものと比べて劣化しています。そこに私たちが新たな設備を取り付けることで、配管もピカピカ、機能もかなり良くなるので、皆さんとても驚いて喜ばれます。「こんなに綺麗になるんだ!」「ありがとう!」というお言葉いただいた時に達成感を感じます。また新築の場合は、仕事の規模も大きいですし、0から設備を作る楽しさがあります。



―直接お礼を聞けるのは嬉しいですね。大丸水機ならではのこだわりはありますか?

当社には営業を専門に行う社員が一人もいません。全社員が作業も営業も行うエンジニア兼フロントマンという体制です。現場で作業をしていると、近隣にお住いの方からお仕事の依頼をいただくことが多いんです。普通は作業員が営業に対応をつなぎますが、当社の場合は相談をされた作業員が営業マンとして提案、約定までを行います。最初から最後まで同じ人が対応した方がお客様も安心できますよね。自分の言葉で説明し、責任を持って施工を行うので、地域からの信頼も厚いです。



―コミュニケーション能力も必要なんですね。

お客様に納得いただけるように、作業員でもコミュニケーション能力が大切です。また、当社では小さな仕事も進んで引き受けることを心がけています。個人の方からいただく水漏れ、配管の詰まりといった水のトラブルに関する相談は、売上げも小さく効率も悪いので、他社はあまり引き受けませんが、当社はあえてそうした仕事を引き受けています。相談に真摯に対応することで会社の評判も上げてくれますし、なによりも地域に貢献することができます。仕事の大小に関わらず、全てのお客様に真摯に対応する実直な姿勢が、大丸水機一番の強みです。

―最後にビジョンを教えてください。

水に関する仕事の幅は広いので、施工以外にやれることをどんどん増やしていきたいです。例えば地下水や水質調査など、水の仕事はとても奥が深いです。最終的には水に関わる仕事ならなんでもできる”水のコンサルティング会社”を目指します。そのために学ばなくてはいけないことは多いですが、少しずつやれる範囲を広げているところです。新規事業の挑戦だけでなく、働きやすい職場づくりにも積極的に取り組んでいきます。大丸水機はまだまだ成長していく会社なので、その変化を楽しみながら、一緒に明るい会社の未来を築ける仲間をお待ちしています。

年上の作業員さんとも、笑顔でコミュニケーション