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山陰の学生のためのサービス 「MACHI TERASU」

 

昨年12月中旬、MACHI TERASU(マチテラス )の冊子の発行配布、WEBサイトの運営をスタートしました。

改めて、コラムにMACHI TERASUを始めるきっかけや成し遂げたいことを数回に分けて書き記していきたいと思います。まだまだ成長が必要ですが、事業内容や私たちの想いを知ってもらい、ぜひ皆様に応援していただきたいです。

今回は、MACHI TERASUを皆さんにより詳しく理解していただこうと思い、この事業の特徴を解説していきたいと思います。

MACHI TERASUってなに?何するの?

私たちが始めたMACHI TERASUとは、一言で言うならば「島根県内の企業の魅力や仕事のやりがい、想いを冊子にして県内高校生全員に配る」という事業です。

実は、企業情報を冊子にまとめて学生に配るという事業は決して新しいものではありません。皆さんも行政や民間が類似の事業に取り組んだ例をご存知ではないでしょうか。では、今までの冊子とは何が違うのか、大きな特徴としては3つ挙げられます。

1.企業ストーリー作成
2.学生に就活情報冊子を無料配布
3.Webページで情報発信
 

1.企業ストーリーの作成

MACHI TERASUの冊子に掲載する企業情報は全て、私たちが直接取材をしに行ったものです。HPに記載されている情報をもとに作るのではなく、インタビュアーによる取材を大切にしています。

主観ではなく、第三者目線で話を聞くことで、人や企業の本当の魅力を、客観性を持って引き出したストーリーを綴ります。会社や事業についてだけでなく、経営者の人となり、会社の雰囲気を記事にすることで、求職者が本当に知りたい情報を伝えるのです。経営者だけでなく、活躍している社員様にもご登場頂くことで、より伝わりやすいメッセージ発信が可能になります。

また、取材の際にはカメラマンによる写真撮影を行います。どうしても、文字だけでは伝わない情報があるからです。そのため、MACHI TERASUではパッと見たビジュアルで事業内容の大枠をとらえることができるような冊子を作りました。文字ばかりで、読んでみなければわからないのではなく、子どもの頃に読んだ「図鑑」のように興味を持ってワクワクと読み進めていける冊子を目指しています。

2.学生に就活情報冊子を無料配布

発行した冊子は島根県内の高校2年生一人ひとりに、約7500部配布しました。これに加え、大学生向けには県内2大学の就職を支援するキャリアサポートセンターや図書館、キャリア教育の授業で紹介してもらっています。

では、なぜ高校生に対して配らなければいいけないのか。この問いに関しては別の記事で詳しく解説するので割愛しますが、高校生は仕事に対して接触が少なく、働くことや仕事自体の情報が少ないため企業とのミスマッチが起きやすいという問題があります。そこで、MACHI TERASUをきっかけに仕事とは何か、働くとは何かを考える機会を作りたと考えています。なんとなく、先生に言われたから、親に言われたからといった理由ではなく。自分の意思を持って、働きたい企業を見つけて欲しいのです

MACHI TERASUは企業の掲載数に上限を設けていること、また掲載する企業は県内に本社、拠点を持つ企業のみに限定しているのも大きな特徴です。私たちは県内就職率を高め、学生が県外に流出していかない環境作りを目指しているので、地域に根ざしている中小企業の情報を適切に、そして確実に届けます。掲載企業数を限定にしているのは企業情報量が多すぎてもいけないと考えているからです。学生が最後まで読みたいと思う冊子でなければ意味がありません。 

3.Webページで情報発信

取材時に伺った想いやストーリー、写真は長期にわたって使用できる資産です。WEB版に掲載することでいつでも企業のありのままの姿を見ることができます。

WEBサイトに掲載される内容は、取材させていただいた時の情報を元に、冊子とはまた違った社長様、社員様それぞれのロングインタビューを掲載します。また、アルバムや求人要項を記載できるので県外に進学した学生やUターン希望者へのアプローチに役立つと私たちは考えています。

ミスマッチのない社会を目指して

まだまだ、始まったばかりのサービスですが高校生の就活文化を良い方向に変えていきたいと思っています。もしご興味のある学生や先生方、自治体や企業の方などがおられましたらぜひいつでもご連絡ください。

 

MACHI TERASU学生ライター対談「編集後記」