株式会社 キューサイファーム島根

島根県 益田市

何百トンものケールを青汁に変える、スケールの大きい仕事

13年目 原田さん

お話を伺ったのはキューサイファーム島根の製造課で働く原田さん。収穫されたケールから青汁を作る工場で働いています。現在の仕事に出会い、仕事もプライベートも充実しているという原田さんに、キューサイファーム島根の魅力を聞いていきます。


 

—現在の仕事内容を教えてください。

私は製造課という部署で、加工室の担当しています。加工室では収穫されたケールの裁断と、機械で絞った青汁を殺菌する工程を行います。多い時には1日18トンものケールを裁断、殺菌するんです。工場内は機械化が進んでいるので、仕事は機械の操作がほとんどですね。

 

—どんなところに気をつけて仕事をしていますか?

ケールが収穫されたときの気候によって、絞れる青汁の量が変わるんです。例えば、雨が降った日のケールは水分を多く含んでいるため、その分絞った青汁の量が多くなります。逆に晴れが続くと水分が少ないので青汁の量は減ってしまいます。また、季節によっても変化がでます。そういったケールの状態を考えながら、1日にどのくらいのケールを絞るのか、細かく機械で調節します。この作業が難しいです。

 

―なぜケールの絞る量を調節するんですか?

加工室で絞った青汁は次の工程に回すために一度タンクで保存するのですが、実は、このタンクに保存できる上限の量が決まっているんです。手元に届くケールの水分が多ければタンクが溢れないように調整しますし、逆に絞れる量が少なければ保存タンクが空にならないよう調節しなくてはいけません。そのバランスが難しいですね。

 

—機械を操作するだけではなく、状況判断も必要なんですね。ケールの採れない夏の時期は工場が稼働しないとお聞きしました。その時期は何をされているんですか?

夏の間のオフシーズンは、主に機械のメンテナンス作業をしています。機械を分解して傷んでしまっていないかを細かく確認して、傷んでいれば予備の部品と交換するんです。同時に予備の部品の在庫も切らしてはいけないので、部品の発注もします。機械のトラブルを未然に防ぐためには、オフシーズンの機械の整備がとても大切なんです。



—なるほど。原田さんは入社して何年目ですか?

入社8年目です。出身が益田市で、入社前は別の会社で働いていました。同じ工場勤務だったんですが、12時間ずつの交代制に夜勤もあって、体力的にも精神的にも苦しんでいたんです。そんな時にこの会社で働く友人が、一緒に働かないかと誘ってくれたことが入社のきっかけです。

 

—前職と比較して現在の職場はどうですか?

前の工場は一人で一つの機械を、朝から晩までずっと操作し続けるような仕事でした。製造する商品の個数もノルマが決められていたので、孤独な作業で辛かったですね。それに比べ、今は協力して作業するので孤独さは感じられません。もちろん1日ごとの目標はありますが、従業員のみんなが近くにいてコミュニケーションを取りながら働けるので、仕事はとても楽しいです。

 

—働く仲間がいるのは心強いですね。最後に、この会社のやりがいを教えていただけますか?

シーズンを通して何百トンものケールから、莫大な量の青汁を「自分が作ったんだと」思えることですね。量があまりにも多いので、その分の達成感を味わえます。

自然に囲まれた和やかな職場

安心安全への情熱