お話を伺った有福さんは高校を卒業後、新卒でキューサイファーム島根に入社されました。お話を聞いているととても楽しそうに日々を過ごしているのがわかります。若手社員が笑顔で楽しく過ごしている姿を見て、キューサイファーム島根の魅力にまた一つ気づけました。
—新卒でこちらに入社された理由を教えてください。
私は福祉系の学校に通っていたんですが、農業に興味があったので農業法人に就職したいなと思っていました。そこで就職活動の際、学校の先生にキューサイファーム島根を紹介してもらったんです。
一番興味を惹かれたのは、この会社が有機栽培でケールを育てているということです。当時、実家の小さい畑で農薬を使った野菜を育てていたんですが、キューサイファームでは無農薬で栽培しているにも関わらず、ケールが立派に育っているんです。無農薬で栽培すると、葉っぱが虫に食べられたりしてしまったり、大きく成長しなかったり、栽培が本当に難しいんですね。その栽培方法が、どうしても知りたくて入社しました。
—福祉から農業への転身は珍しいですね。入社してからは研修を経て配属されたんですか?
そうです。入社後はキューサイの本社で2ヶ月研修を受けてから島根に配属されました。現在は広大なケール畑の管理を担当しています。主に、ケールの種を苗に育て畑に植える作業や、葉っぱの虫取り、サンプリングという業務などです。それ以外にも働くパートさんや外国人技能実習生のシフト管理や休憩などの調整なども対応します。サンプリングとはケールの葉っぱを取って、福岡にある農薬分析をおこなう取引先に送る作業です。ケールから飛散農薬が検知されないか、ちゃんと無農薬で育てているかを定期的にチェックしてもらうんです。事務作業はそこまで多くないので現場で作業していることが多いですね。
—安心安全な青汁を作るために、しっかりとした検査も行われているんですね。仕事をしていて、どんな時にやりがいや達成感を感じますか?
ここの畑はとても広大なんですが、収穫していくと葉っぱで覆われていた景色から、徐々に畑の土が見えてくるんです。あれだけ葉っぱで埋まっていたはずの畑が、どんどんと土があらわになってくる様子を見ると、ものすごい量を収穫しているんだなって、スケールの大きさを改めて実感しますし、達成感を感じますね。
—やはりスケールの大きさは大規模農場ならではですね。逆に大変なことはありますか?
畑が大きすぎてみんなに声が届かないのが大変です。「休憩!」っていう時にも大声を出さないと、みんな離れすぎてて気づいてもらえないんです(笑)まだちょっと人前で大声を出すのが恥ずかしいですね。それ以外の仕事はみなさん教えてくれるので、そこまで大変だとは感じてませんね。
—先輩方は優しいんですね。職場の雰囲気もいいんでしょうか?
職場はなごやかな雰囲気です。みんな優しいですし、コミュニケーションもよく取るので働きやすい職場だと思います。中には外国から来た農業実習生の方もいるので、現地の言葉を教えてもらったりしてます。仕事だけじゃなくいろんな会話をしてコミュニケーションをとれるので面白いですよ。
―最後に、この職場の魅力を教えてください。
趣味で作物を育てたりする人はとても楽しく働ける職場です。あと、育てているケールはとても成長が早いので、植物の観察とかが好きな方にも向いていますね。でも何より魅力的なのはとにかく自然が素晴らしいことです。雄大な自然の中で仕事ができるのは本当に楽しいですよ。