今回話を伺ったのはエンジニアの伊藤さん。未経験からプログラミングを覚え、システム開発を担当しています。エンジニアの仕事に興味はある方に是非読んでいただきたい内容です。
―伊藤さんは開発エンジニアですよね。どんなシステムを開発されているんですか?
私はPBXの開発・販売をしています。PBXとは、電話機回線の交換機のことで、着信や発信、内線を制御し、電話に様々な機能を付与することができるものです。
PBXを導入することで、会社や学校に電話が入ってきた時に、何台もの電話が一度に着信してしまったり、通話中の電話に着信して繋がらなくなるなどの問題を解決できます。また電話をすると営業時間外の案内など、音声ガイダンスが流れることがあると思いますが、これもPBXで行える機能の一つです。
―音声ガイダンスもPBXの機能なんですね。初めて聞く名前でしたが、意外に身近な存在で驚きました。開発の依頼からプログラミングまでの業務の流れを教えてください。
私たちはお客様からのご依頼だけでなく、弊社のコールセンターで使うシステムも自社開発しています。開発するPBXにどんな機能をつけるかは業務によって違うため、その都度カスタマイズを行っております。
通常のプログラミングって、ネット上に参考となる情報が多いのですが、PBXのプログラミング情報はネットに全然ないです。ですから開発中は試行錯誤の連続ですね。その分、完成した時の達成感はすごいです。
―常に挑戦の連続なんですね。どんなときにやりがいを感じますか?
この部署ではお客様が求められている機能や要望から開発をはじめ、導入いただいた後の保守サポートも行っております。そうすると導入後にお客様から利便性向上のため、追加でカスタマイズのご依頼をいただく場合があるのですが、そういったときに自分の作ったシステムを使ってもらえていることがわかるので、嬉しいですね。
―実際に利用している方がいるという事実が、やりがいにつながるんですね。伊藤さんは最初からエンジニアだったんですか?
いいえ。私は学生時代にアルバイトをしていて、それも含めるとジェイハウスで約6年働いています。最初はコミュニケータという、電話やメールなどでお客様対応をする部署でアルバイトをしていたのですが、当時の上司から正社員として誘われて入社しました。
入社してからも1、2年はコミュニケータの業務を行っていたのですが、PBXを開発する部署が新たに作られるということで異動をいたしました。
―もともとプログラミングは経験者だったんですか?
未経験でしたね。私は出雲コアカレッジという、斐川にあるコンピューター系の専門学校出身です。元々パソコンが好きで入学しましたが、プログラミングではなく、イラストレーターやフォトショップ、動画編集といった分野の学科でした。
そのため、プログラミングは全くの未経験、開発の部署に異動してから独学で学びました。
―未経験で学ぶのは大変だったんじゃないですか?
エンジニアは、最初からスキルを持ってないとダメみたいなイメージがあると思うのですが、でも私みたいに経験がなくとも、入社後にプログラミングは覚えられます。それよりも大切なのは、新しいアイデアをどんどん出すことです。
失敗しても新しいことに挑戦することを大切にしている企業なので、新しいことにチャレンジしたい、技術を身に付けたい、そういった学ぶことに積極的な方にはすごくいい環境だと思います。興味を持ってくれれば理系かどうか、経験の有無にこだわらず、ぜひ入社してもらいたいと思います。