誠和会では男性保育士を積極的に受け入れており、現在10名の男性保育士の方が活躍しています。今回はその1人である金川さんに、男性保育士目線で見た誠和会の働く環境や魅力について教えてもらいました。
―保育士を目指したきっかけはありますか?
高校生の時に参加したイベントで誠和会の園児と一緒になり、かわいいなと思ったことがきっかけです。そこから保育士を目指して広島の専門学校に入学し、新卒で誠和会に入社しました。
―入社理由を教えてください。
実習で伺ったのも誠和会が運営するこども園でした。そこで理事長先生とお話しした時、誠和会に来ませんかとお誘いを頂いたんです。保育士を目指すきっかけになった誠和会から誘われたことが嬉しく、すぐに入社を決めました。
―高校生の時も、専門学生の時も誠和会との縁があったんですね。現在の仕事内容を教えてください。
私は入社14年目(取材当時)で、現在は誠和会の運営するみなと子ども園で主任保育士補佐を務めています。補佐の業務は保育士さんのサポートや指導です。
他にも0歳児から年長児までの保育や、基礎体力をつけるための運動のメニュー考案などをしています。
―誠和会の運営している認定こども園・保育園が全部で5つありますが、異動などはありますか?
理事長は職員に様々な園で経験を積み、保育のスキルや経験を磨いて欲しいというスタンスなので異動はあります。施設はすべて浜田市内なので住居の引越しを伴うほどの距離は異動しません。
―男性の保育士は珍しいですか?
私が入社した時は一人しか男性保育士はいませんでしたが、少しずつ増えてきました。今は誠和会全体で10人在籍しています。
男性保育士として大変な思いをしたこともありましたが、その度に周りの女性保育士の方達に助けられてきました。
―大変だったのはどんな時ですか?
入社した時は女性のイメージが強いこの仕事で、男性の自分がどう見られているのかばかり気にして、気を張り詰めていました。また、私がクラスの担任になった時に、男性保育士という理由で泣かれたこともあります。
そうした日々が続いて、私は必要とされていないんじゃないかと苦悩していました。
でも周りの女性保育士の方々がとても優しく声をかけてくれたり、男性の私にも積極的に責任のある仕事を任せてくれたんです。私を特別扱いせずに受け入れてくれた周りの方々には感謝しかありません。
―素敵な仲間に囲まれている職場なんですね。やりがいを教えてください。
子供たちから楽しかった、嬉しかったというポジティブなリアクションをもらえた時にやりがいを感じます。
また、子供たちとの関わりが卒業後も続くことがこの仕事の魅力です。私が最初に担任した子供たちは現在高校生ですが、今も慕ってくれており、この仕事に就いて本当によかったと感じています。
―業務時間外の仕事はありますか?
毎週日曜日と隔週で土曜日が休みなので、プライベートの時間はしっかり確保できています。
最近は便利なツールが増えているので書類などの作業がしやすくなりました。
また、保育士にはものづくりが好きな人が多いので、楽しんで取り組んでいます。
―最後にどんな人と働きたいかを教えてください。
子供が好きで、明るい人と働きたいです。保育園で行う教育内容や行事は毎年一緒に見えるかもしれませんが、保育士によって表現の仕方や内容などが違います。
若手の意見にも耳を傾けてくれる職場なので、皆さんの意見もきっと受け入れられるはずです。
また、誠和会の理事長は島根県初の男性保育士なので、男性保育士が働きやすい環境づくりに配慮してくれています。
私も男性保育士の先輩として、悩みや相談に乗ることができるので、男性で保育士を目指している方は特に誠和会を就職先の候補に入れて欲しいです。
子供たちの成長に寄り添うことができる喜び、楽しさを共有できる方ならば充実した日々を送れると思います。