現代の暮らしに静かに寄り添い、
毎日を心豊かに過ごせる道具をつくる
出雲にある窯元「出西窯(しゅっさいがま)」は、非日常のための特別なものではなく、日々の暮らしを楽しむ、暮らしに寄り添った器を今日まで作り続けています。
陶芸にはどんな人は向いていますか。そんな質問を投げかけると「人が好きな人が向いています。人が好きじゃない人はものづくりに向いていません」と意外な答えが返ってきた。これこそが、出西窯におけるものづくりの本質なのかもしれません。
人が毎日使うものを生み出すには、まず人を好きにならなければいけない。人を想い、生活を想像して、その上に新しい価値を足していく。実用的な「用の美」が息づく器を生み出す、とてもクリエイティブな仕事です。